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Nippon Steel
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(東京、日本、2025年8月26日)日本製鉄は、USスチール社が保有する米インディアナ州ゲーリー製鉄所において最大の高炉の改修に31億米ドル(約4600億円)を投じる計画だと、日本経済新聞が報じた[1]。これを受け、スティールウォッチ、キャンペーン・ディレクター冨田沓子は次のように述べている。
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(東京、2025年7月31日)日本製鉄が風力発電機の大手ベスタス(デンマーク)と協力覚書[1]を締結した。これは低排出鋼材の需要を促進させる大きな機会だ。一方で、長期的に真のネットゼロへの移行につながるのかどうかは疑問が残る。
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世界的な気候変動対策として、昨今石炭を利用する鉄鋼メーカーの多くが電炉(EAF)の建設を発表、または着工を開始している。アルセロール・ミッタル社はスペイン・ヒホンで電炉を建設中、そして最近フランス・ダンケルクでも電炉建設計画の再開を発表した。オーストリアの鉄鋼メーカー、フェストアルピーネ社は2基の電炉(ドナヴィッツおよびリンツで1基ずつ)を設置中、2027年の稼働を予定している。
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(東京、2025年6月24日)日本製鉄の第101回定時株主総会が本日開催され、会場内外において、同社の気候変動対策の後退を懸念する声が上げられた。今月18日付けで締結したUSスチール社の買収のために、米国内の高炉6基の延命を約束したことなど、石炭を利用した生産を大幅に拡大、延長する一連の取り組みが同社の脱炭素計画と矛盾する故だ。
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(ハーグ、2025年6月6日)鉄鋼の脱炭素化を進める上で一つの課題となる「グリーン鋼材」の定義に影響を及ぼす国際基準改訂をめぐる議論が進む中、市民社会団体30団体は、政府、基準設定機関、鉄鋼の買い手企業に対し、石炭を使用した鋼材を低排出またはゼロエミッションとして認める提案を拒否するよう求める公開書簡[1]を発表した。署名団体は欧州、アジア、北米等と広域に渡り、この手法は買い手の誤解を生み、気候変動への説明責任を弱め、鉄鋼業界における実質的な脱炭素化を推進するために必要な市場インセンティブを損なう恐れがあると警告している。