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脱炭素への道筋
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(2025年5月15日、ハーグ)スウェーデン ルンド大学は、カナダの鉄鋼産業における脱炭素化に関する調査『カナダの鉄鋼産業における戦略的脱炭素化』[1]を発表した(スティールウォッチ委託)。 報告書は、カナダが世界有数のグリーンアイアン生産国および輸出国となる潜在力を持つことを示し、日本製鉄を含む日本の鉄鋼メーカーにとって、大きなビジネスチャンスとなることを明らかにしている。
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グリーンアイアンにおける重要な論点とは? 従来、製鉄工程(ironmaking)と製鋼工程(steelmaking)は「一貫製鉄所」に代表されるように同一敷地内で連続的に行われてきた。しかし、脱炭素化と再生可能エネルギー(再エネ)を基盤とする経済への移行が進む中で、鉄源の生産方法や生産地は大きな変革の時を迎えている。
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(東京、2025年3月31日)日本製鉄は、ホワイトヘイブン社が所有する豪州クイーンズランド州ブラックウォーター炭鉱の権益20%を取得完了したと発表した。この投資は、同社が2024年8月に発表した計画に基づくもので、100%子会社であるNippon Steel Australia Pty Ltd. を通じて実行された。
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鉄鋼と気候における重要な論点とは? 鉄鋼は、硬く強く光沢がある金属で、現代社会に欠かせない素材である。現代のインフラや経済の基盤を支え、風力タービンや太陽光パネル、電気自動車、環境に配慮した建物など、持続可能な未来に向けた「グリーン移行」において重要な役割を担っている。
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鉄鋼の品質要件における重要な論点とは? 自動車産業の品質基準を満たすためには、石炭を使用する高炉で生産された鉄鋼が必要だという根強い定説がある。気候変動対策として、鉄鋼業界に環境負荷の少ない生産方法への移行が求められている今、この定説が高炉での生産を続ける理由として主張されてきた。
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鉄鋼とグリーン水素における重要な論点とは?近年、グリーン水素が気候変動対策として過度に期待され、急速に注目を集めていたが、現実の課題に直面するにつれ、今ではその熱が急速に冷めつつある。しかし、この浮き沈みの中で重要な事実が見落とされるリスクがある。
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2024年も終わりに近づく中、鉄鋼業界の脱炭素化に対する楽観的な見方は薄れつつあるように感じられる。気候危機の影響が加速する中、排出量は依然として減らず、業界内の議論は気候変動対策よりも貿易保護対策に重きが置かれ、各国政府や企業の脱炭素化への野心は揺らぎ始めている。しかし、一歩引いて全体を見渡せば、暗い話ばかりではなく、2024年は、転換点を迎えた年だとも言える。現状に生じた亀裂が否定できないものになりつつある。
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(東京、日本、2024年8月30日)日本製鉄が、米国ペンシルバニア州モンバレー製鉄所およびインディアナ州ゲイリー製鉄所での石炭を利用した鉄鋼生産への追加投資を行う意向を発表したことを受け、USスチール買収を確実にするための必死かつ危険な試みであるとし、国際気候団体スティールウォッチは以下の通り声明を出した(1)。
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著名な鉄鋼会社4社が、石炭を原料とする鉄鋼の生産に使用される高炉の再整備計画を発表した。SteelWatchとSolutions For Our Climate (SFOC)は、鉄鋼会社による石炭ベースの鉄鋼生産への憂慮すべき投資が、数百万トンの追加排出を引き起こし、各国の気候変動公約に反していることを明らかにした。 この論評は、より環境に優しい選択肢への移行と、石炭を原料とする鉄鋼生産を避けるための投資選択における気候変動監視の強化が急務であることを強調している。 また、これらの企業の競争力や地球の安定性にも影響を与えることを強調している。