SteelWatch

日本製鉄と水素:Super COURSE50 が気候危機に逆行する理由

日本製鉄は「Super COURSE50」というブランドを掲げ、高炉への加熱水素吹込みと炭素回収を組み合わせることで、製鉄所からのCO2排出を削減し、気候変動対策を実施しているとしている。

しかし、いくら環境への配慮を約束し、入念なブランド戦略を進めても、同社は根本的に気候変動対策に乏しい計画を支持している。日本製鉄は、水素を利用して石炭を使った鉄鋼生産を継続しようとしているのだ。

日本製鉄には、石炭に依存しない未来に向けたより良い道がある。グリーン水素を使用して直接還元鉄(DRI:Direct redcuced iron)を生産し、石炭を燃やす高炉が寿命を迎えると同時に、リライニング改修を行わずに廃止するという選択である。

ブリーフ全文を読む:日本語英語

How useful was this article?

最新の出版物